●良かったところ少女漫画らしい万人受けする絵柄と透明感のある塗りに好感を持ちました。スチル/立ち絵だけでなく背景やゲーム時のミニキャラなど、同人ゲームとは思えない安定感があります。
またこのゲームの大きな特徴である「属性によって主人公の性格が変わるシステム」は攻略キャラとの組み合わせを考えるのが楽しく、周回の億劫さを軽減してくれました。一度通った場所は戦闘がスルー出来たり、回想から他属性Verを見ることが可能なのも良かったです。
●イマイチだったところ話の筋や恋愛過程や全体的に駆け足で、予定調和のような部分が多かったように思います。
主人公・杏紅・攻略キャラの視点を行き来しながら物語が進んでゆくのですが、彼らの抱えている事情や恋心を洗いざらい滔々と説明してくれるので、画面の向こうにいる私は情報の洪水にもうあっぷあっぷです。
相手が主人公をどう思っているのか、どんな風に好きなのか。それを感じられるのが乙女ゲーの醍醐味とはいえ、何もかもストレートすぎる台詞とキャラの語りで表現してしまうのはどうなのか、もっと違う手法があったのではと思います。
とにかく説明説明が多く、まるで設定を読まされているような感覚でした。
符術士や政治関連のことなど、設定は面白そうなのに作り込みが甘いと感じる部分も多々あり、素材はいいのに料理の仕方が勿体ないなぁという印象です。
感想洛泉 / 胡白 / 汪明 /
翔侠 / 永祥 / 杏紅ところでフルコンプした今でもタイトルの意味がよく分かっていない私です
(以下ちょっとネタバレ?)つづきを読む
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ジャンル : ゲーム / テーマ : 乙女ゲー